楽して得取れ、お手軽天体写真 画像処理編

RAW データで保管しよう、天体写真

デジタルカメラで撮影した天体写真、その画像処理もまた楽しい作業です。皆様方は撮影の際、データはどのような形で保管していますか? 実は私、最近までパソコンでの処理をより簡潔にするため、主にjpgで保管してきました。ところが最近購入したPhotoshop CS4 でRAWデータを処理したところ、次元の違う仕上がりに気が付きました。古いカメラにはない機能でも、このCS4によって新しいカメラ画像へとよみがえります。これはお進め、少々値の張るCS4ですが、このソフトをお持ちの方にはお進めです。

では、なぜRAWデータで保管したほうが良いのか、です。そもそもCCD ( CMOS ) の撮影素子は、銀塩フィルムよりもかなり広い階調(ラチュード)を持っています。が、現実にはそのデータを写真とするための影像化が必要となります。一般に画像データは8ビット、256階調しかありません。その広い階調で捕らえられたCCD (CMOS)データを256階調で表示させる訳です。一般の写真はそれでも十分に納得のいく写真が得られるでしょう。が、輝度差が激しい天体写真になりますと、それはかなり困難な状況となってきます。下の写真はその一例、右の写真はオリジナルに近い画像ですが、段階露光を行った数枚の写真を重ね合わせた写真が左の写真です。より、階調豊かな写真に仕上がりました。


その前に、ちょっとだけデジタル画像のウンチクを


一般的に、デジタル画像は8ビット これは我々人間の目で判断できる解像度からこの数値が決まったという。デジタル画像は「画像処理」という最大の利点を持っているが、処理を繰り返すごとにデータの損失が起こってしまう。これは、デジタル画像を16ビット、もしくは32ビットで処理することで、その損失はかなり避けることができる。


dpiって? Dot per Inch 直訳すると解像度、1インチあたりに印字できる個数をdpiという単位で表す。印刷では肉眼で認識できる最小点を約0.07mm(350dpi)、モニターで観賞するのであれば、0.35mm(72dpi)で十分である。


画像の圧縮 

可逆圧縮 一度圧縮した後、再度元の状態に完全に戻る圧縮法 非可逆圧縮 完全に元に戻らなくとも、人間の目には一見、その違いが解らない程度の画像情報を除去する法


JPG ( Joint Photographic coding Experts Group ) 圧縮 jpgは可逆圧縮、非可逆圧縮の両方に対応 人間の視覚は輝度よりも色覚に対して鈍感である。これを利用し、画像の色成分データを間引いてデータ量を少なくし、さらに、人の目は画像の低周波成分には敏感であり、高周波成分には鈍感であるという性質から、高周波成分の情報を除去している。このような2段階の画像データ除去により、画像圧縮がなされている。


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