南天の空
オーストラリアへ1週間の星見旅行に行ってきました。
忘れないうちに、印象を簡単に書いておくことにします。
空の青さが日本と根本的に違います。
日本では数年に一度あるかないかの空、それが普通みたいなのです。
満月が出てても天の川が見えるという話を聞いたことがありますが、たし
かに、それもあるだろうな〜というような空です。
太陽の近くでも空が青いんです。はぁ〜。
日本から見えない範囲は以外に小さいですね。
でも、そこに面白いのが詰まっています。
一番気に入ったのは大マゼンラン星雲です。
肉眼でも棒構造がはっきり。
双眼鏡では、複雑な構造がたくさん見えてきます。
25cmで細かく見ていくと、さらに複雑な構造が。。。
分離しかけた恒星雲があちらこちらに漂っていて、散光星雲か散開星団
か区別できない斑点がそれこそ無数に散らばっています。
なかでもタランチュラはすごいです。放射状に広がった足が無数に伸びて
います。
オメガ星団を25cmで見てびっくり。まさに写真の通りです。星団が大きい
せいか、恒星の星像が小さく感じられ、その分たくさんの星が見えているよ
うな気がします。
双眼鏡(10x42)でも周辺は分離します。双眼鏡で球状星団が分離するな
んて、と思っていましたが、本当に分離するんです。
もちろん、肉眼でもくっきり。
きしちょう座47番も負けてはいません。中心が輝いています。
エータカリーナはたくさんの恒星に埋もれています。
恒星の群れに重なって星雲が広っている感じです。
望遠鏡ではなんとも言えない濃淡が。。。光のじゅうたんのようです。
南天の天の川はキラキラしています。
いて座付近は雲のような見え方ですが、、南十字付近は砂粒のようです。
雰囲気がぜんぜんちがうんです。
双眼鏡で流すと無数の散開星団が散らばっています。
北天ではお目にかかれない光景。
いて座が上ってくると、天の川の輝きがさらにまして、夜空を横断する光の
アーチのようです。
かみのけ座を極とする銀河系の存在がはっきり体感でき、銀河系に住んで
いるんだなあとい実感がわいてきます。
それと、明るい恒星の帯と天の川が一致しないのに気がつきました。
2種類の円盤が自分を中心に傾いて重なっている、はっきりそれが実感でき
ます。
コールサックは肉眼でくっきり抜けていて、双眼鏡では薄い恒星雲が入り組
んでいるのがわかります。
さそり座のしっぽ付近からさいだん座にかけては、天の川がすごい。
日本でも一部は見えているはずですが、見え方がぜんぜんちがいます。
10x42でひつじ雲のように入り組んだ星雲と、筋状の暗黒帯が重なって見え
ています。
M6、M7の背景にも複雑な濃淡が広がっていたんですね。
次回の宿題:
大マゼランの近くにある系外銀河。。。
さいだん座のスクリュー星雲。
バット星雲をOVでためしたかった。
大マゼランのいろんな構造。
八つ裂き星雲、などなど。
また、行く機会があるといいんですけどね。