参考資料のご紹介
私の所有している資料の中から、このサイト作成の参考にしたものや、みなさんにお勧めしたいものをピックアップしました。英語が読めないのに洋書の紹介をするのは気が引けますが、ご参考ということでご了承下さい。

ソフト
ステラナビゲータ アスキー出版局(国内ソフト)
私は観望の計画をねるときに主に使っています。Mega Starを入手するまでは星図ソフトとしても使っていました。16等までの恒星(GSCデータ)やほとんどのNGC,IC天体を表示できるのでなかなか強力です。特筆すべき点は表示の美しさです。恒星の表現はすばらしく(単なる丸の大きさで明るさを表現していない)、散開星団を拡大して表示させると眼視に非常に近いイメージが得られます。薄明、月明かり、恒星の色、はては、流星群や変光星、惑星の自転まで再現されていて色々と遊べます。解説機能も充実いていて(結構おもしろい)、星を趣味としていない方でも楽しめる内容です。
Real Sky The Astronomical Society of the Pacific and The Space Telescope Science Institute 国際光器扱い(海外ソフト)
学術用のスカイサーベイ画像を一般向けにコンパクトな容量にしたものです。といっても、CD-ROMで20枚もありますが・・・。使い勝手の面からは、最新バージョンのMega Starと組み合わせてハードディスクに収納すると快適です(10Gあれば、日本から見える範囲は納まります)。英語が苦手な作者でも何とか使えています。Win3.1で使うとやや難あり。スカイサーベイのデータなので基本的にはあらゆる天体を見ることができます。Mega Starと組み合わせると無敵の威力を発揮します。
Mega Star Willmann-Bell,Inc.(海外ソフト)
私は星図ソフトとして使っています。データ量の豊富さは半端ではなく、Real Skyと組み合わせると星雲星団の特定はほぼ完璧です。たとえば非恒星天体のカタログのリストを表示させると、150個近いカタログの種類が表示されます!

写真集

THE DEEP SKY 沼澤茂美著 誠文堂新光社
20cmF1.5シュミットカメラによる写真集です。それまで天体写真には見向きもしなかった私は、この写真集に衝撃を受けました。微光銀河の強拡大や、散光星雲の信じられないような広がりなど、全く新しい切り口から天体写真を見せてくれています。一枚一枚がみごとな写真であることはもちろん、それよりもすばらしいと思うのは著者の天体への関心の強さが感じられる所です。解説文は簡潔ですが、解説された天体を見たくなる最高レベルのガイドブックでもあると思います。
写真で見る小宇宙T 古田俊正著 誠文堂新光社
3部構成で、1977年に第1版が出版されています。現在は絶版です。昔Vol1だけを購入しましたが、全部買っておけば良かったと後悔しています。31cmF5.8ニュートン+冷却カメラによる写真集です。視野に写った微光銀河が丹念にチェックされていて大変参考になります。買った当時はこの本が眼視の参考になる時代が到来するとは思ってもいませんでした。
空から見る日本の火山 荒牧重雄・白尾元理・長岡正利編 丸善株式会社
天文とはなんの関係もない、火山の本です。立体視の好きな方にもお勧めです。日本の主要な火山の立体写真が詳細な解説付きで掲載されています。基礎知識が無くてもなんとか理解できる内容です。写真や図と解説内容がよく対応しており興味深く読めます。
THE CARNEGIE ATLAS OF GALAXIES Vol1,2 (国際光器扱い)
系外銀河の写真集です。専門家を対象にした限定発売品なので今日では入手困難と思われます。みごとな系外銀河の写真がたくさん載っています。N2685など衝撃的でした。NGC205に暗黒帯があったなんて知らなかったです(雑誌に掲載される写真にもたまに写っていますので注意してみましょう)。
デジタルアイ 岡野邦彦著 地人書館
アマチュアの世界にもCCDによる新境地が開拓されているようです。CD-ROMが添付されていてディスプレイならではの美しい画像を楽しむことができます。ページ数は多くありませんが、150個近い画像と詳しい解説があり、記載されている対象はどれも興味深いものばかりです。

ガイドブック
フィールド版スカイアトラス Erich Karkoschka 丸善株式会社
ガイドブックの機能と星図の両方の機能があります。私も星図がわりに野外で使ったり、熟読したりとぼろぼろになるまで利用させて頂きました。対象の位置を認識して解説を読むということの大切さ面白さを認識させられました(このサイトのスタイルも影響を受けています)。解説文は各天体につき1行程度ですが、非常に参考になります。対象の光度や大きさ、距離などが星図とならんで掲載されていて、観望の楽しみ方をそれとはなく教えてもらったような気がします。
見て面白い星雲・星団案内 大野裕明著 誠文堂新光社
これも1979年初版の古い本ですが、3,4年前、書店で見かけた記憶があります。一つの対象を4種類の機材(6.5cmから30cm)と倍率でスケッチしています。読者の心を動かす名著だと思います。この本を読んで夢の30cmに思いをはせたものでした。30cmを手に入れた今日、細かな描写については必ずしもその通りに見えるわけではないようですが、著者の伝えたかった特徴、見え方が良く理解できます。
星雲星団ウォッチング 浅田英夫著 地人書館
見開き2ページで4つの天体の、位置、写真、解説が記載されています。写真の描写は30cmでの眼視に近い印象をうけます。星図、データ、写真、解説が見開きに納まっていることの意義は大変大きいと思います。数少ない、入手の容易なガイドブックです。
全天星雲星団ガイドブック 藤井旭著 誠文堂新光社
1978年初版発行ですが、かなり増刷を繰り返しているようです。それぞれの天体の見所が詳しく解説されていて読み応えがあります。6〜8cmでの見え方と、カメラレンズでの写り具合の解説が多く時代を感じさせます。
星雲星団の観測 中野繁著 恒星社厚生閣
これも1978年初版ですが、2年ほど前に注文したら入手できました。こうしてみると1970年代末はガイドブックが立て続けに出版されていますね。かなりマイナーな対象まで眼視オンリーで解説されていますが、全体的にこなれていないというか、本としての完成度が高くない印象をうけます。しかし、この本の真価は古い観測者の報告が数多く紹介されている点にあります。この点での資料価値は今日でもあせることはないでしょう。
月面ガイド 白尾元理・佐藤昌三共著 立風書房
星雲星団とは関係ありませんが、良い本なのでご紹介します。月面の特徴的な地形が写真入りで、特に地質学的な面から解説されています。私はこの本を入手してから月を見るようになりました。うんちくを知るを実物を見たくなるという典型だと思います。解説文と写真が良く対応している点も気に入っています。
The Night Sky Observers Guide Vol1,2 Willmann-Bell,Inc.
星雲星団の決定版です。見えそうな天体がほとんどすべて網羅されている感じです。記載さている天体は総数5541個、スケッチは827枚、写真が446ショットといえばもうなにも言うことはありません。英語力がなくてもデータやスケッチを見るだけでも参考になります。
STAR-HOPPING for Backyard Astronomers ALAN M.MacROBERT/Sky Publishing Corp.
全天の中から14個のエリアに絞りこんで、その中で見える対象について詳細な解説がなされています。図や写真も多数掲載されていますが、解説文がメインなので英語力が必要です。

天文学
新・天体カタログ銀河系内編 渡辺潤一著 立風書房
タイトルの通り、銀河系内の天体について、学問的な側面から詳細に、かつ、やさしく解説されています。一般向けの著書であるにもかかわらずかなり踏み込んだ内容になっているのうれしいです。
銀河系と銀河宇宙 岡村定矩著 東京大学出版会
ごく最近出版された本でやや高価です。専門書に分類される内容だと思いますが、天文学において、どのようなアプローチがなされているのか雰囲気を感じるだけでもうれしくなります。一般人がよんでもそれなりに理解できる内容だと思います。
星百科大事典 R.バーナムJr著 地人書館
和訳にやや違和感を感じますが、これはこれで味のある表現と言えないこともありません。恒星、変光星、重星など学問的側面から詳しい解説がなされていますが、やや内容が古い感じを受けます。星雲星団の解説もかなりあって、著者の観察も十分反映されていていますし、おもしろそうな天体がしっかり網羅されていて参考になります。
現代天文学小事典 高倉達雄監修 講談社
ブルーバックスの一冊ですが、700ページ以上のボリュームがあります。太陽・惑星から恒星、銀河、宇宙開発、相対論まで幅広い内容が、項目別に詳しく解説されています。
日経サイエンス 雑誌 日経サイエンス社
いわゆる科学雑誌ですが、毎月一つは天文・宇宙関係の論文が掲載されています。最新かつ面白い内容が多いと感じています。

その他
天体スケッチ入門 安達誠著 誠文堂新光社
主に惑星スケッチの仕方について解説されています。星雲星団スケッチの項目もあり参考になります。惑星もいいな・・という気になってきます。
天体望遠鏡講座総集編 笠井トレーディング
笠井トレーディング社発行のカタログに連載されている記事を年度ごとにまとめた総集編です。製本は簡素ですが、内容は質・量ともに一流です。望遠鏡について日本語で解説された、ほとんど唯一の著作で、従来、国内で議論されていなかったテーマが詳細に論述されており著者の望遠鏡に対する思いがひしひしと伝わってきます。
写真レンズの基礎と発展 小倉敏布著 朝日ソノラマ
天体望遠鏡の解説ではありませんが、大変参考になる本です。結像の基礎から、写真レンズの発達の歴史、レンズ製造、コーティング、OTFまで分かりやすく解説されています。読み物としても大変面白く、感動しながら読みました。

星図
SKY ATLAS 2000 Sky Publishing Corp.
サイズ、分割、表示等級などがバランス良く、実用的によくまとまっている星図だと思います。もうちょっとオーバラップ領域が広いとさらに使い易いのですが・・・。私は縮小コピーしてクリアファイルに入れて使っています。こうすれば夜露の心配もありませんし、書き込みもできますが、星雲星団のナンバーが読みにくくなるのが難点です。
URANOMETRIA 2000 Vol1,2 Willmann-Bell,Inc.
詳細な星図です。一ページに表示されている領域が狭いので、手軽さはありませんが、どうしても見つからない対象を導入する時に使っています。最近は星図ソフトが発達しましたが、詳細星図にはハードコピーならではの良さがあります。
THE DEEP SKY FIELD GUIDE Willmann-Bell,Inc.
これは星図ではなく、URANOMETRIA 2000に完全対応した星雲星団のデータ集です。ほとんどの天体の眼視等級が記載されていて大変参考になります(この数値は目で見た印象に近い)。URANOMETRIA 2000 のページに対応した形態ですが、いっそのこと番号順に並んでいた方が便利ではないかと思ってしまいます(索引で調べられますが・・)。