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スケッチの説明
黒ケント紙に、星雲は白鉛筆で、恒星はポスターカラーで描きました。望遠鏡を見ながら、白鉛筆のみで、恒星の位置と明るさ、星雲の広がりと輝度分布を記録し、複雑な星雲の場合には別紙(白紙)に細かな特徴を記録して、自宅でそれらしく仕上げたものです。方角は全て、上が北で統一しています。方角の確認は星図ソフト(MegaStar)で行いました。星雲星団の特定には主にRealSkyとMegaStarというソフトを組み合わせを使っています。先入観による影響はあると思いますが、少なくとも気づいていなかったのに資料を見て書き加えたりはしていません。明るさ(暗さ)の表現は難しく、全体を見なおすと統一性があるとは言えませんのでご注意ください。
この様にして得られたスケッチをスキャナーでとり込みました。解像度は100dpi、グレースケールでスキャンましたが、そのままでは背景の黒が浮いていましたので、簡単な画像処理を加えています。でも、あまりうまく再現できていません。

スケッチ解説の説明

M1(N1952) Tau SNR L3
<かに星雲>
1998.11.29 04:48 牧の戸
4/5/4
32cmDB TPL10.5 X150 0.3°

カタログナンバー:Mはメシエ天体の意味で、括弧内にNGCナンバーを併記しました。NはNGCの略です。ICはそのまま、UはUGCの略、MCGはMorphological Catalogue of Galaxies のことで15等までの銀河が約29000個収録されているそうです。
星座:その天体が属している天体を略号で示しました。
種類:系外は系外銀河の略、散開は散開星団の略、球状は球状星団の略、散光は散光星雲の略、惑状は惑星状星雲の略、SNRは超新星残骸のことです。たまに重星なんてのもあります。
見えかた:L1から、L5までの5段階で見え易さをあらわしてみました。基準は個人的感覚によるものできちんとした基準はありません。L1が最も明るい天体で、M31とかです。L2は明るく派手に見えるもの(M81など)。L3は結構明るく存在感を感じられるもの(おおむね9〜10等くらいか?)。L4は淡いが難しくはないもの。L5は存在確認に困難の伴う対象です。対象の持つ面白さも心理的に多少影響しています。
愛称:ニックネームがある場合は括弧に入れて記載しました。銀河団のカタログナンバーも括弧で表示しています。
観察日時:スケッチが完了した時間を示しています。
場所:星野村は福岡県星野村です。久住は大分県の久住町(久住山南側山麓)、牧の戸は久住山登山口のある幹線道路沿い、吉無田は熊本市の南の山中です。
空の条件:透明度/シーイング/空の明るさの順に示しています。1が最悪、5が最良です。多分に感覚的なものです。
器材:国際光器32cmドブソニアン(改造あり)か、ビクセン製30X125双眼鏡か、ニコン製10X42SE・CF双眼鏡、もしくは肉眼の場合もあります。アイピースはXL(ペンタックス)、RA(テレビュー・ラジアン)、N(テレビュー・ナグラー)など商品名のままです。TPLはテレビュー製のプローセルです。その他のPLはノーブランド品です。あと、倍率と実視界を記載しています。

サイト開設までの経緯
今から20年くらい昔、6〜8cmの屈折が眼視用の望遠鏡の主流であったころ、観望の対象となる星雲星団はごく限られたものでした。メシエ天体とその他ちょろちょろ・・・。それでも散開星団はきれいに見えましたし、有名な散光星雲は複雑な構造が楽しめました。また、米粒のような系外銀河に深宇宙の距離感を感じたものでした。しかし、観望会で一般の人に見てもらうと、反応は悲惨なものでした。”中央に丸くぼんやりしたののがあるでしょ。それがM33です。””え、どこにあるの。ないよそんなもの。””ほら、真ん中に見えているじゃない。””ないってば!”こんな会話が幾度繰り返されたことでしょう。多くの友人はそんな状況に見切りを付け、写真の世界へ旅立って行きました。写真であれば標準レンズでもいろんな天体が写ります。しかも、カラーであればとってもカラフル。そんな状況の中で、なんとかして20cmを手にいれたい、死ぬまでに一度でいいから30cmを覗いてみたい・・・などと夢みていました。その後、しばらく天文趣味からは遠ざかっていたのですが、気が付いてみると20cm、30cmはあたりまえ、中には50cmなんてのも出回る時代になってしまいました。円高はなやかなりしころ、思い切ってアメリカ製32cmドブソニアンを購入しました。11万円ちょっとだったと記憶しています。周囲からは大分、反対されました。そんなのが見える訳がない。キワモノに手をだすな。いろいろ言われましたが、だめもとで思い切って注文。送られてきた巨大な荷物を開封してみると、木の架台と紙で出来た鏡筒、ちょっと不安がよぎります。でも鏡はパイレックス製できれいに光っています(あたりまえ)。夜になって、早速、自宅(3等星くらいしか見えない環境)から天体を見るとM15が分離する、NGC404が見えてる!星は一応、点になっているし、スムーズに動くし、大正解です。少々、あらが出たって11万円と思えばどうということはありません(笑)。その後、運搬のために車を買い替え・・・山に持って行くようになりました。中心までびっしり分離する球状星団、はっきりと渦をまいているM51、くっきり見えるM64の暗黒帯・・・昔、本を読んであこがれた星雲星団の姿が目前に繰り広げられます。天文ガイドに連載されていた記事に触発されたこともあってスケッチを20年ぶりに再開しました。また、洋書やパソコンソフトさらにはパソコン通信など情報量が飛躍的に増大し、32cmの集光力とあいまって眼視観望の世界が大きく広がりました。少しでも多くの人に眼視観望の世界を味わって頂きたいと考えて、このサイトを作ってみました。

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