N3372 Car 散光 L1
ηカリーナ

2004/5/20 23:13
オーストラリア バランディーン
5/3/5
20X50Bin 2.5度





有名なηカリーナ星雲です。
一面に散らばった天の川の星を背景に明るい星雲が大きく広がっています。
20X50双眼鏡の2.5度の視野が全景を捕らえるのに最適です。
この口径では明るく巨大な”普通の”星雲ですが、25cmで見ると穴のたくさんあいたゴムシートのような不思議な見え方にかわります。

明るい星雲が暗黒帯で大きく三つに分断されています(A,E,J)。
A部が最も明るく、E部が二番目。J部は淡い見え方です。
AとEの間には暗黒帯Oがあり、EとJの間には暗黒帯Pがあります。
明るい星雲を分断しているのでかなり目立つ構造です。

Aは尖った三角形状で明るく目立ちす。
この星雲の中心星であるη CarがBに見えている恒星です。
高倍率ではだるま状に見えるそうです。
その隣にはCで示した小さな領域が明るく目立っています。
Dの領域も明るく見えています。
二つの恒星を含んで長く伸びています。
このあたりにはCr230という星団のカタログナンバーがついています。

A部の北東側の輪郭は拡散している印象です。
これに対して南西側の輪郭は暗黒帯Oに接しており、くっきりと見えています。

東側に少し離れた位置に微光星とそれを取り巻く斑点があります(R)。
これにはCr231というカタログナンバーが付いています。

二番目に明るい領域はE部です。
ここには沢山の恒星が集まっていて、Cr228というカタログナンバーが付いています。
ここも尖った三角形状に伸びています。
明るいEの部分から西へ淡い領域が大きく広がっていて、周辺は暗黒帯(Q)に囲まれています。

西に広がった淡い領域の中にもいくつかの特徴があります。
F:微光星がくさび状にならんでいます。
G,H:細い筋状の暗黒帯が二本、並んでいます。あいだの部分は明るく見えています。
I:小さな三角形状に孤立した領域です。
小さな暗黒帯で囲まれているようです。
Iの付近から南西に向けてごく淡い光芒が広がっています。

三番目に明るいのはJ部です。
ここは大きな三角形状に淡い光芒が広がっています。
西と東の輪郭は比較的はっきりしていますが、南側へは徐々に拡散しています。

ザラザラした明部Kが含まれています。
微光星が分離しかけている見え方です。

その南側に二本の筋状の暗黒帯が入りこんでいます(L,M)。

Nの付近にもごく弱い明るさが全体的に広がっているように感じられます。