IC1848 Cas 散光・散開 L3
1998.11.29 02:05 牧の戸
4/5/4
32cmDB Er32 OVフィルタ X50 1°
カシオペア座のハート型星雲の尖った先にある、散光星雲と散開星団の複合体です。ハート型星雲と同様、主に写真の対象ですがOVフィルターを使うと眼視でも十分観賞できます。写真ではハート型星雲と連なる、大きく複雑な形状が印象的ですが、長さが2°くらいあるので望遠鏡で全景を楽しむことはできず、どうしても部分的な観察になってしまいます。視野の東側と西側に分かれて明るい領域が広がっています。西側の方があかるく、ブーメランのような形です。全体にかすみ状ですが部分的に集光も感じられます。東側は淡く拡散状に広がっていますが、北部がやや明るく感じられます。東側領域の中心付近には二つの明るい恒星が並んでいますが、フィルターなしで見ると、周辺に微光星が散らばっていて散開星団であることが分かります。ただし、散光星雲は見えなくなってしまいます。視野の中央部は黒く抜けている印象で、中心に一つ、明るい恒星が目立っています。
IC1848 Cas 散開 L3
1998.11.29 04:30 牧の戸
4/5/4
32cmDB TPL10.5 X150 0.3°
低倍率で散光星雲としてのIC1848を眺めた後、150倍に倍率を上げて散開星団としてのIC1848を観望しました。二つの明るい恒星が並んでいて、その周辺に細かな微光星が群れています。恒星は7.0等星と6.9等星なのに対して、周囲の微光星は13等クラスでしかなく、明るさの違いが極端です。しかも、二つの恒星をそれぞれ中心とする二つのグループがあるように感じられ、なんとも不思議な見え方です。一般的な散開星団のような派手さは全くなく、100倍程度でも、かすかな星雲状なのでかなり意識して見ないと見逃しそうです。